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2004年04月05日

原文復元法

原文復元法ってご存知でしょうか?
「英文を読んで和訳する、その自分の和訳をみて英文になおす、自分のつくった英文と原文をチェックする」という勉強法で、反訳と呼ばれるたりすることもあるんじゃないかと思います。

去年、英作文のための和訳・英訳トレーニング100題を買った時に、このやり方が載っていて、昔読んだ渡部昇一さんの本に書いてあったことを思い出したりしながら始めたものの 二日目であっさり挫折しました。

答えの英文を知っているのだから、簡単に復元出来そうに思うのですが、これがなかなか難しく、主語の選び方、前置詞、冠詞、単数・複数、時制とポロポロ間違えます。

最近、30年近く前に買って挫折した『アメリカ口語教本』に取り組んでいるのですが、4月からそのSection4の短い英作文をこの方法でやってみようかと思ったので、挫折予防にここに書いてみました。
いつまで続くか…。



このように、自分にとって切実な問題についてハマトンが書いていることは、それが手紙の形式になっているだけに、ちょうど自分に向けて書かれているような気がしたものであった。 まずこの手紙のあるパラグラフを──それがうんと長いばあいは半分ぐらいを──日本語に訳してノートに書く。丁寧に読んで原文を頭に入れる。そして自分の和訳を見ながら英文に復元する。一回でできればそれでよし、できないばあいはもう一回やる。原文が微妙であったり、こちらの集中力が落ちているときは、三度ぐらい書き直しがあったように思う。 翌朝は、まずその前の日に自分が訳した日本文を見て、英文に復元する。
渡部昇一「続 知的生活の方法」(1979年)より

C.復文。 1で作った妙な日本語の〈解読文〉か,訳文から原文を復元する。非常に効果的。これは話す練習と絡めて,まず口頭でやっていくとよい。詰まったらすぐに原文を見てしまうこと。この練習に限らず,うんうん唸って「思い出そう」とするのは時間の無駄。

大学生のための
外 国 語 の 学 び 方──ドイツ語を中心に より


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この記事へのコメント
私が大学生だった頃、NHKの「基礎英語」で北村宗彬先生
(当時、慶応義塾大教授で、昭和44年〜46年の間、担当)が、
この方法を「復文練習」という名で紹介されていました。当時、
私は大学生でした。英語ではこの方法は使いませんでしたが、
第二外国語でとったスペイン語で使いました。良い結果が
出ました。

私の塾では32年前から、生徒に奨めています。今の中学生には
少し無理な感じがします。もう日頃、勉強する習慣はついて
いません。当地では、学校は部活の場と化したようです。運動部に
限らず、文化部でも朝練は当たり前です。早い生徒は6時頃から
学校へ出かける者もいます。当然、慢性的な睡眠不足になります。
宿題はどっさり、意味のないのが出ます。

復文練習は単語力がある者には非常に有効ですね。力のない者に
これを強制すると退塾します。困ったものです。成績は上がっても
努力はしたくないようです。
Posted by ゲスト at 2004年04月10日 16:06
『アメリカ口語教本』、懐かしいです。私は語法問題の
例文を探すために今でも、このシリーズを読みます。
著者は中学生用の教科書を書きましたね。当時の文部省
教科書調査官の小笠原林樹氏が、「ふ〜ん、と思うような
表現(良い意味で)があちこちにに出ていたようです。
三省堂で発行され、クラウンの名が冠してあったと
記憶しています。
Posted by ゲスト at 2004年04月10日 16:23
書き込み ありがとうございます。
「続・知的生活」で紹介される前に、「基礎英語」で実践されていたのですね。「へぇ」ボタンがあれば、押したいところです。
私がラジオ講座を聞き始めた頃は、東後先生だったかと思うのですが、松本亨先生の声も何となく覚えています。
エントリーを書いたものの、もう挫折寸前でしたが、おかげで効果のある方法だと再確認でき、もう少し続けようか・・という気になりました。どうもありがとうございます。
Posted by keiko at 2004年04月12日 08:15
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