原文復元法

keiko

2004年04月05日 16:57

原文復元法ってご存知でしょうか?
「英文を読んで和訳する、その自分の和訳をみて英文になおす、自分のつくった英文と原文をチェックする」という勉強法で、反訳と呼ばれるたりすることもあるんじゃないかと思います。

去年、英作文のための和訳・英訳トレーニング100題を買った時に、このやり方が載っていて、昔読んだ渡部昇一さんの本に書いてあったことを思い出したりしながら始めたものの 二日目であっさり挫折しました。
答えの英文を知っているのだから、簡単に復元出来そうに思うのですが、これがなかなか難しく、主語の選び方、前置詞、冠詞、単数・複数、時制とポロポロ間違えます。

最近、30年近く前に買って挫折した『アメリカ口語教本』に取り組んでいるのですが、4月からそのSection4の短い英作文をこの方法でやってみようかと思ったので、挫折予防にここに書いてみました。
いつまで続くか…。



このように、自分にとって切実な問題についてハマトンが書いていることは、それが手紙の形式になっているだけに、ちょうど自分に向けて書かれているような気がしたものであった。 まずこの手紙のあるパラグラフを──それがうんと長いばあいは半分ぐらいを──日本語に訳してノートに書く。丁寧に読んで原文を頭に入れる。そして自分の和訳を見ながら英文に復元する。一回でできればそれでよし、できないばあいはもう一回やる。原文が微妙であったり、こちらの集中力が落ちているときは、三度ぐらい書き直しがあったように思う。 翌朝は、まずその前の日に自分が訳した日本文を見て、英文に復元する。
渡部昇一「続 知的生活の方法」(1979年)より

C.復文。 1で作った妙な日本語の〈解読文〉か,訳文から原文を復元する。非常に効果的。これは話す練習と絡めて,まず口頭でやっていくとよい。詰まったらすぐに原文を見てしまうこと。この練習に限らず,うんうん唸って「思い出そう」とするのは時間の無駄。

大学生のための
外 国 語 の 学 び 方──ドイツ語を中心に より

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